ルーターを新しくすれば必ず速くなるわけではありません。原因が回線、設置場所、建物構造、端末、中継機、配線にある場合、上位機種へ交換しても症状は残ります。

回線自体がボトルネック

有線接続でも遅い場合は、Wi-Fi性能より回線、プロバイダー、集合住宅設備、ONU、LANケーブルを確認します。契約上の最大速度だけでは実効速度や混雑状況は判断できません。

設置場所が変わっていない

高性能ルーターでも、床面、収納内、建物端、金属家具の近くに置けば電波は弱くなります。アンテナ数より、利用場所までの経路と高さが重要です。

端末側が新規格に対応していない

端末のWi-Fi規格、アンテナ数、ドライバーが古い場合、ルーターの性能を使い切れません。特定端末だけ遅いなら、ルーター交換より端末側の確認が先です。

旧SSID・旧設定が残っている

同じSSIDとパスワードを引き継ぐと便利ですが、端末が古い接続情報や周波数帯を保持し続ける場合があります。中継機、プリンター、IoT機器に旧ルーター設定が残ることもあります。

二重ルーターになっている

ホームゲートウェイと新ルーターの両方がルーターモードになり、ネットワークが二重化するケースがあります。通常利用できても、NAS、ゲーム、VPN、遠隔接続などで問題が出ます。

中継機・メッシュの経路が遅い

親機が速くても、子機までのバックホールが弱ければ速度は上がりません。台数を増やすほど中継回数や干渉が増える構成もあります。

交換後に確認する項目

  • 有線と無線の速度差
  • ルーター近くと問題場所の差
  • 新旧SSIDへの誤接続
  • ルーターモードとブリッジモード
  • LANケーブルの規格・状態
  • 端末ごとの差

交換前後の構成を図にして比較すると、どこが変わり、どこが変わっていないかが分かります。複数機器が関係する場合は、メーカー単体ではなく通信経路全体の診断が有効です。

通信トラブルを、機器単体ではなく環境全体から診断します。東京23区・横浜・川崎を中心に、家庭と小規模事業所へ訪問対応。