「Wi-Fiが切れる」という表現には、無線接続そのものが切れる場合と、Wi-Fi表示は残ったままインターネットだけ使えなくなる場合があります。この2つを分けないと、原因と対策を誤りやすくなります。

最初に切断の状態を確認する

切断時に端末のWi-Fiマークが消える、別のSSIDへ切り替わる、警告マークが出る、Wi-Fi表示は正常だがWebだけ開かない、のどれかを確認します。可能なら発生時刻と場所も記録してください。

主な原因

電波が弱い

距離、壁、床、金属家具、収納内への設置などで電波が弱くなると、端末は接続を維持できなくなります。

周辺電波との干渉

集合住宅や事務所では同じチャンネルを使うアクセスポイントが多く、電波強度が十分でも通信が不安定になることがあります。

中継機・メッシュ間の切り替え不良

親機と中継機の境界で端末が弱い接続先を保持し続けたり、頻繁に切り替わったりすると、Web会議や通話が途切れます。

ルーターの負荷・発熱

接続台数、長時間稼働、古いファームウェア、処理能力不足により、ルーターが一時的に応答しなくなる場合があります。

回線側の瞬断

ONUやホームゲートウェイのランプ異常、回線設備、プロバイダー側の問題でも、利用者にはWi-Fi切断のように見えます。

端末固有の問題

省電力設定、OS更新、Wi-Fiドライバー、VPN、セキュリティソフト、保存済み設定の不整合が原因になることがあります。

正しい切り分け順序

  1. 同じ場所で複数端末を比較する
  2. 同じ端末をルーター近くと問題場所で比較する
  3. 可能なら有線接続を試す
  4. 2.4GHzと5GHzを比較する
  5. 切断時の機器ランプを確認する
  6. 再起動後の再発時間を記録する

やってはいけない対策

原因を確認せず中継機を追加すると、接続経路が複雑になり、かえって切断が増える場合があります。また、毎回再起動するだけでは根本原因が残ります。

訪問診断が有効なケース

複数の部屋・階・端末で発生する、仕事中の通話や決済に影響する、複数メーカーへ相談しても原因不明の場合は、現地で電波と通信経路を同時に確認する価値があります。

通信トラブルを、機器単体ではなく環境全体から診断します。東京23区・横浜・川崎を中心に、家庭と小規模事業所へ訪問対応。