メッシュWi-Fiと中継機は、どちらもWi-Fiの利用範囲を広げるための機器ですが、管理方法、端末の切り替え、拡張性、費用が異なります。建物の広さだけで選ぶと、期待した改善が得られない場合があります。

中継機の特徴

既存ルーターの電波を受けて再送信します。比較的低コストで導入できますが、設置位置が悪いと弱い電波をそのまま中継します。親機と中継機でSSIDが分かれる構成では、端末が弱い接続先を保持することもあります。

メッシュWi-Fiの特徴

複数の機器を一体として管理し、端末の接続先を調整します。複数階や広い建物で管理しやすい一方、子機間の通信経路が弱ければ速度は上がりません。製品ごとの互換性や有線バックホールの可否も確認が必要です。

中継機が向く環境

  • 改善したい場所が1か所程度
  • 親機から中間地点まで十分な電波がある
  • 低コストで小規模に試したい
  • 移動しながらWeb会議をする必要が少ない

メッシュWi-Fiが向く環境

  • 複数階や奥行きのある住宅・事務所
  • 複数地点で安定性が必要
  • 端末を持って移動することが多い
  • 一つの管理画面で構成を把握したい

どちらでも改善しない場合

回線自体が遅い、親機の位置が不適切、建物構造による遮蔽が強い、周辺電波が混雑している場合、方式を変えるだけでは改善しません。有線LANやアクセスポイントの追加が適切なこともあります。

購入前の確認項目

  1. 問題場所と利用用途
  2. 親機から中間地点までの通信品質
  3. 有線配線の利用可否
  4. 接続端末数
  5. 既存ルーター・回線機器との役割分担

機器の台数ではなく、通信経路を設計して選ぶことが重要です。設置後は各地点で速度だけでなく、切断や接続先の切り替わりも確認します。

通信トラブルを、機器単体ではなく環境全体から診断します。東京23区・横浜・川崎を中心に、家庭と小規模事業所へ訪問対応。